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小児歯科

「口育」を
ご存知ですか?

  • 歯だけを見るのではなく、お子さんのお口全体の成長を考えること。それが「口育」です。舌の悪癖や歯列不正により、口腔周囲筋の発達が遅れると顎が小さくなったり、下顎が後ろに下がったりします。すると、気道が狭くなり、呼吸の働きが弱くなります。酸素は体を動かすための大切な要素。上手に呼吸ができないということは、栄養が身体全体に届かなくなったり、集中力が低下したりします。結果として、学習能力や運動能力にトラブルが発生すると言われています。
    これは成長期だけの問題ではありません。口腔周囲筋が他の人より発達していない方は、歳を取ると口腔機能が顕著に低下する傾向があり、摂食・嚥下障害に陥る可能性が高まるのです。

  • 当院では、子供の頃からの口腔機能の成長・発達をサポートするため、このような「口育」の考えを取り入れた小児歯科を行っております。歯が生え始めた頃から、正常な呼吸・嚥下の障害となる悪癖を改善し、口呼吸、不正歯列、閉塞性呼吸障害などを予防。正しい口腔機能の成長・育成をサポートいたします。
    当院はこの「口育」の考えを中心とした小児歯科を行っております。

子供の虫歯予防

  • 子供の虫歯予防

    お子さんが2歳になったら歯医者さんに行くようにしましょう。
    当院ではお子さんを無理矢理治療することはしません。「怖くない場所だよ」とコミュニケーションを取ることで歯科に対する恐怖を植え付けません。そうすれば一生予防のために来ていただくための一歩となるからです。そのために、お子さんの年齢別にグループを二つに分け、場合によっては衛生士も変えるなど柔軟な体制を整えています。初めての歯科デビューはとりの森デンタルケアまでご相談ください。

虫歯予防の流れ

下記の3ステップを行うことで歯磨きをしやすくなり、効果的なセルフケアが可能となるのです。
これらを行った後、患者さんのご希望次第でサリバテスト(唾液検査)を行い、一人一人に合わせたむし歯予防プログラムを提案いたします。

  • 1

    定期的なバイオフィルム除去
    まず、大事なのはバイオフィルムを定期的に除去することです。バイオフィルムとは磨き残しなどで発生するネバネバとした細菌の塊。この状態になると歯磨きではほとんど取ることが出来ません。
  • 2

    フッ素、又はリナメルの塗布で歯質を強化
    バイオフィルムをしっかり除去してから、フッ素もしくはリナメルの塗布を行います。そうすることで、有効成分が歯質を強化し、お口の中のむし歯菌の活動を抑えてくれます。
  • 3

    奥歯をシーラント
    もう一つの予防の柱がシーラントです。生えたばかりの奥歯は溝が深く、歯ブラシで汚れをとるのが難しいので、むし歯になるリスクが非常に高くなります。

小児予防矯正

  • 日本ではおよそ8割のお子さんが歯列不正と言われています。なぜそのような状況になっているのでしょうか?
    以前は、歯並びは遺伝によるものという意見がほとんどでした。しかし、多くのお子さんを診察していると、歯並びの悪くなっている割合が増えていることに気づきます。要因が遺伝だけなら歯並びが悪い子の割合は増えません。本当の原因は、食生活、指しゃぶり、爪噛み、口呼吸、姿勢の悪化などの環境因子によるものです。歯列不正があると、磨きにくい箇所が増え、むし歯や歯周病のリスクは格段に高まります。

  • また、成長するにつれて、肩こりや腰痛、口呼吸による集中力や免疫力の低下といった悪影響を及ぼすことが明らかになってきました。つまり、悪習慣を早いうちに直すことが出来れば整った歯並び、そして健全な発育に繋がります。そのため、当院では小児予防矯正に力を入れており、特に筋機能矯正装置をおすすめしています。
    歯並びが悪くならないよう、あらかじめ予防的に行う矯正治療が小児予防矯正です。

  • 「MRC」矯正について

    「MRC」矯正について

    当院では小児予防矯正を行うにあたり「MRC」と呼ばれる筋機能矯正装置をおすすめしています。これはトレーナーという取り外し式の矯正装置を用いて舌や顎(あご)のトレーニングを行うことで、お口周りの筋肉の調和を図り、歯並びだけでなくお口の中全体の健康と自然な成長を目指すというものです。宿題をしている最中、ゲームのプレイ中、テレビ鑑賞時、それぞれ日中のお好きなタイミングで1~2時間。そして、寝ている間に使用していただきます。取り外し式のためお手入れも簡単です。

    日本国内では未承認の治療機器になりますが、オーストラリア本部のMyofunctional Research Co. (MRC)に則ってMyobrace® / Trainer™治療を行っております。Myobrace® Memberの加盟に関しましては、加盟条件を満たしている歯科医院のみ認められており、豊富な実績や臨床経験があるため安心してご相談ください。

  • 「MRC」矯正をはじめる年齢

    MRCで筋機能療法をはじめる年齢は4~5歳からです。ただ、その年齢より前にも歯並びの将来予測、トレーニングも行えるので3歳や4歳時点でもお越しいただけます。MRCのメリットは歯列不正の根本原因の悪癖を直してくれることです。筋機能を調整して、姿勢や口呼吸を改善すれば、将来的に様々な健康への悪影響を取り除けます。お子さんの健康のために少しでも気になる点などございましたら、お早めにお問合せください。

  • 筋機能矯正装置治療はご家族の方の協力が必要不可欠です

    まずは、窓口で詳しいMRCの資料をお渡しします。
    ご家庭で十分ご検討いただき、その後詳しく話を聞きたいとご希望の場合は、初回カウンセリングを行います。治療の考え方や治療期間、どのような処置を施すかなど映像でわかりやすく説明しますので、疑問点があれば何でもご相談ください。また、その際に治療時期や費用についてもお話いたします。場合によっては、当日中にX線撮影などの詳細な診査を行い、永久歯の数を確認したうえで、そのお子さまに合った治療法をご提案しています。この段階ではまだ治療開始ではないので、今後どうするかをじっくりお考えいただけます。治療決定となった場合は、必ずお口の中をしっかりとチェックし、むし歯などがあれば治療をしてから、筋機能矯正装置の治療に進むのでご安心ください。筋機能矯正装置は、矯正と聞いてイメージされるようなワイヤーで無理やり歯並びを整えるものではありません。歯並びの悪さの原因となっている癖や筋肉を、根本から矯正して整えていきます。取り外し可能なこと、そしてトレーニングであることから、お子さんと親御さんの協力は必要不可欠です。当院も一生懸命サポートいたしますので、頑張って健康な歯を手に入れましょう。

  • 将来矯正が必要になっても安心です

    当院でMRC矯正を行った患者様を対象に、インビザラインの割引キャンペーンを行っております。
    該当の患者様は、MRC矯正にかかった費用分(治療費)を割引して、インビザラインの治療が受けられます。詳しくはお問い合わせください。

    矯正歯科

お子様のいる
ご家族の方へ

  • 産まれたばかりのお子さんのお口には、むし歯菌の原因となるミュータンス菌がいないことをご存じですか?では、どこから赤ちゃんはむし歯菌に感染するのでしょうか?それはお父さん、お母さん、ご家族の方のお口からです。乳歯が生え始める段階で離乳食に切り替わったとき、口移しやキスなどをすると、むし歯菌感染者からお子さんのお口にむし歯菌の感染リスクが高まります。つまり、お母さんやお父さんのお口の環境がそのままお子さんのお口の環境に繋がる可能性が高いのです。そのため、当院では何よりも親御さんの口腔内を綺麗にすることの重要性をお伝えしております。クリーニングとともにサリバテスト(唾液検査)を提案し、むし歯菌の状態や感染リスクを明らかにします。お子さんの歯を守るため、是非ご家族全員で歯科治療を受けてみるのはいかがでしょうか?

  • 母子感染の予防

    カウンセリングスタッフが歯の相談を受付

    歯が生え始めてから、むし歯の原因、ミュータンス菌に触れるのが遅くなれば遅くなるほど、お子様のむし歯予防につながると言われています。生まれてきたお子さんは自分から食べ物を選択し摂取したり、歯のケアすることはできないため、基本的にミュータンス菌との接点があるとすれば、お子さんと一番長時間いるお母さんからといわれ、特に1歳半から3歳くらいの間、乳歯の奥歯が生え揃う時期が一番母子感染をしやすく、「感染の窓」と呼ばれています。
    出産後もお母さんは忙しい状態が続くかもしれません。そのため、歯磨きがおろそかになったり、不規則な生活になったりすることで、口腔内の環境も再び悪化する可能性が高くなります。そんな時は歯科医院でのPMTC(専門的な歯のクリーニング)やフッ素塗布で衛生環境を保ちましょう。

  • サリバテスト

    カウンセリングスタッフが歯の相談を受付

    「しっかり歯磨きをしているのにむし歯になってしまったのはなぜだろうか」「むし歯になるリスクはどれぐらいだろうか」などという疑問を解決できるのがサリバテスト(唾液検査)です。
    方法は非常に簡単です。ガムを噛みながら静かに唾液を出して、唾液量をはかります。さらに、唾液の中和力、むし歯菌の数を調べることで、むし歯になりやすい環境かどうかを判断できるので、どのように対策をしていけば良いのか判断できます。

  • 授乳、離乳食の指導

    カウンセリングスタッフが歯の相談を受付

    授乳をする際、「浅吸い」にならないように正しい口の開き方や角度を気を付ける必要があります。哺乳時に浅く吸う癖がついてしまうと、舌の動かし方や、口の筋肉を十分に使うことが出来ず、あごの発達に影響していきます。
    親御さんが使った箸や、スプーンで食べ与えたりする機会などもあると思います。箸などから、むし歯菌や歯周病菌が移るため、親御さんの口腔内の衛生環境も重要になります。
    また離乳食自体が適度な柔らかさのものを与えているか、スプーンで食べさせるとき、スプーンを口の中まで入れないようにしているかに気を付け、自然と「くわえる」「かむ」「のみこむ」練習をさせるようにしましょう。何気なく行っていることでも、毎日の生活習慣に繋がってくるため最初に大切なことを覚えておけば大丈夫です。

  • 身体調和教室

    身体調和教室

    お子さんが成長していくうえで、必要なバランスの良い筋力と適度な柔軟性を獲得することが目的です。身体の発達は脳の発達とイコールです。心身の発達を支援することで、バランスのとれた身体に改善していきましょう。歯科医院の観点からアドバイスさせていただきます。

マタニティ歯科

  • 妊娠中のお母さんはいつもよりホルモンバランスが変化することでむし歯や歯周病になりやすい時期です。
    口腔内環境が悪化すると早産や低体重児出産のリスクが高くなると言われ、この時期からお口をケアをすることは、習慣面や衛生面でも産まれてくる赤ちゃんの健康に繋がります。これが当院が提唱する「マイナス1歳からのむし歯予防」です。この予防はこの時期の歯のお手入れだけではなく、お母さんの食生活が不規則だったり、栄養状態が悪かったりすると、口腔内が酸化しやすくなり、赤ちゃんの歯が弱くなってしまうので、カルシウムやリンなどのミネラル分の摂取を勧めたり、定期的な歯の検診などを提案しています。

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