入れ歯・義歯
オーラルフレイル予防の観点から
一生涯メインテナンスできる入れ歯(義歯)を
おすすめしています
-
オーラルフレイル予防とは
「オーラルフレイル」という言葉をご存知でしょうか。「オーラル」は「口の」という意味で、フレイルとは、「虚弱」「老衰」「脆弱」を意味する「Frailty(フレイルティ)」を略した言葉です。
高齢の方にとって口の状態が悪化すると、話すことが減り、外出の機会が減る要因となります。また、社会との関係が希薄になることから気力や体力の低下に繋がり、今まで出来たことが出来なくなったり、また口の機能面の低下は栄養がきちんととれなくなったりすれば、急激に老化が進むと言われています。
このことから歯の健康は社会との繋がりを維持するための「大切な鍵」となり、オーラルフレイルはそれを阻害する要因と言えます。しかし、オーラルフレイルは早い段階で気づけば、自分の歯を残しながら予防や改善に取り組むことが可能です。また万が一歯を失った状態からでも、義歯(入れ歯)を使い噛む機能を補うことが出来れば同様の改善に取り組めるでしょう。またオーラルフレイルの予防は歯の健康維持だけが目的ではなく、歯の健康が社会との繋がりを促すものであるとすると、予防の先にある、いつまでも笑顔で生活したり、きちんとした発音で会話したり、栄養を体に取り入れることが出来る心身ともに健やかな状態を目指すものです。
皆さんも早い段階からオーラルフレイルの取り組みを始めてみませんか。 -
オーラルフレイル予防と入れ歯(義歯)
シニア世代にとってフレイル予防は大きな課題であり、当院でも、歯科の観点から様々な取り組みを行っております。そのひとつが、嚥下機能の訓練となります。食べ物をしっかり飲み込めるかどうかは、誤嚥性肺炎を予防する大切な要素です。そのため、嚥下がしっかり出来ているかどうかを「舌圧検査」で測定し、自分の舌の機能が低下していないかをデータをもとにわかりやすくお話しいたします。その上で、舌の訓練やあいうべと大きく口を動かす「あいうべ体操」を行えば、効率的に老化予防・寝たきり予防をできることでしょう。舌圧検査と嚥下機能訓練は、歯のクリーニングとセットで行えるので受診をおすすめします。また、もうひとつフレイル予防で大切な観点はしっかりと噛める歯を手に入れることです。上下で正しく噛める歯を維持できれば筋肉が低下することを避けられ、食事も美味しくいただけます。当院では、ぴったりと合った義歯を患者さんに提供することで、効果的なフレイル予防に繋げていきます。
-
当院が行っているオーラルフレイル予防
歯を失った場合の治療の選択肢として、「インプラント」「ブリッジ」「入れ歯」という選択肢が考えられます。
当院ではフレイル予防の観点から、しっかり噛める質の高い入れ歯をご提供することに強みがあります。インプラントは高額な治療費がかかる分、より天然歯に近い見た目と噛み合わせを実現できるのは確かです。ただし、メインテナンスが難しく、もし寝たきりになってしまった場合などに様々なデメリットが出てきます。最近では、質の高い入れ歯があることから、一人一人の患者さんのお悩みをお伺いした上で、ぴったりのものを作れば十分に噛む機能が回復します。「入れ歯だと気づかれにくいタイプ」「装着時の違和感が少ない」「食事がもっと楽しくできるように」など患者さんのニーズに合わせ、ノンクラスプデンチャーや金属床、シリコンを使った入れ歯など、さまざまな種類の入れ歯を取り揃えました。「他院で義歯を作ってもらったがうまく合わない」「快適な入れ歯を試してみたい」そのようなご要望をお持ちの方も、当院までご相談ください。
患者さんに一番ぴったりの
入れ歯をカウンセリング
-
当院では、患者さんに一番合った入れ歯を作製するために、専門のスタッフによるカウンセリングを実施しています。医療の世界は日進月歩です。以前は解決するのが難しかった患者さんのお悩みも、様々な材質や形状の入れ歯が生まれた結果、ご相談いただいた方それぞれのご希望を叶えられる可能性が高まってきました。
しかし、数が多いからこそ、「どれを選べば良いかわからない」「高いのを勧められるんじゃないか」と悩んでしまう患者さんも増えているようです。その際はぜひスタッフにをご相談ください。プライバシーに配慮した上で、専門スタッフが患者さんのお悩みを丁寧にヒアリングいたします。他の患者さんに聞かれる心配がないので、ご自身のライフスタイルやお金の問題など何でもお話しください。そのうえで、歯を失った経緯、入れ歯のご利用方法、今感じている不便な点などを詳細に伺い、一人ひとりの患者さんの個性に合った入れ歯をご提案いたします。納得できる入れ歯を作りたいとご希望の方は、是非、とりの森デンタルケアまでお気軽にお問い合わせください。もちろんこちらで勝手に入れ歯を選ぶことはありませんのでご安心ください。
技工士の立会いも可能です
保険や自費問わず、精度の高い入れ歯を作製する為に、
歯科技工士が立会いの上で入れ歯製作を行うことが出来ます。
歯科技工士が直接確認した上で入れ歯を作製するので、通常より時間はかかりますが、
顔、筋肉の付き方、皮膚の色を確認し、その人に合った精度の高い入れ歯製作が可能です。
詳しくはお問い合わせください。
※技工士の立会いは別途費用を頂いております。
取り扱いの義歯
-
金属床義歯
価格 約27~40万
-
メリット
- 熱伝導率があるので機能性が高い
-
デメリット
- 金属アレルギーの方に向かない(これはチタン床などを使うことで軽減できます)
- インプラントに比べると少し異物感があります
-
-
機能デンチャー
価格 約33万(税込)
-
メリット
- 吸着力、義歯の安定性が高い
- 適合がいい
- 金属を使わないタイプの機能デンチャーであれば金蔵アレルギーにも対応できます
-
デメリット
- 作製に時間がかかります
-
-
ノンクラスプデンチャー
価格 約9万9千~16万5千(税込)
-
メリット
- 薄く透明で気づかれにくい
- 口の粘膜には刺激が少なく優しい
- 金属アレルギーの心配がない
-
デメリット
- 金属よりは耐久性が低い
- 素材によっては修繕が難しい
- 噛んだ時に若干たわむことがあります
-
-
シリコン義歯
価格 約27万5千~33万(税込)
-
メリット
- 素材が柔らかいので、痛みの強い方向け
-
デメリット
- 分厚いので異物感の印象は若干強い
-
※訪問でも入れ歯の調整を行っています。ご自宅に伺って調整することも可能です。